むし歯になりやすいって本当?ヤニだけじゃない!タバコが歯や歯科治療に与える影響について
皆さんこんにちは。
大井町駅から徒歩8分、西大井駅から徒歩11分。光学通り沿いの歯医者「Bcデンタルオフィス」です。
タバコが身体に悪いことは常識になっていますが、タバコは歯にも悪いことをご存知でしょうか?
「タバコを吸うとヤニで歯が黄色くなるから?」と思うかもしれませんが、見た目の問題だけではありません。
喫煙者の方は耳が痛いかもしれないですが、将来の自分のために、ぜひタバコの危険性を知っていただきたいと思います。
喫煙者はむし歯になりやすいというのは本当
タバコを吸っている方は、そうでない方に比べてむし歯になりやすくなります。
その理由は、煙に含まれるタール(ヤニ)によって歯の表面がザラザラになって、お口の細菌が付着しやすくなるから。
さらにタバコは唾液の分泌量を選らすため、唾液による自浄作用や再石灰化作用も弱まり、むし歯が進行しやすい口腔内環境になります。
喫煙者は歯周病が治りにくい
タバコが歯に与えるもっとも深刻な影響が歯周病です。
歯周病も細菌による感染症なので、むし歯と同じ理由で細菌が歯に付着して歯周病の発症リスクを高めます。
さらに厄介なことに、タバコは血流を悪くするため歯ぐきの抵抗力が弱まり、「歯周病にかかりやすく、治療をしても治りにくい」という悪循環に陥りやすいのです。
喫煙者はインプラントに向かない
タバコを吸う方はむし歯や歯周病リスクが高いため、当然ながら歯を失う方も少なくありません。
歯を失った場合、天然の歯と同じような噛み心地や見た目が得られるインプラントを希望される方は多いです。
しかし、タバコを吸っている方にインプラントはあまりおすすめできません。
インプラント治療は、人工歯根と顎の骨をしっかり結合させる必要があります。この結合を促すのが血流です。
すでに説明したように喫煙者は歯ぐきの血流が悪いため、うまく結合せずにトラブルを起こしやすいのです。
さらにインプラントを入れたあとも、歯周病と同じしくみで発症するインプラント周囲炎にかかりやすく、インプラントが抜けてしまうケースもあります。
喫煙者はホワイトニングと相性が悪い
ホームホワイトニングの場合、薬剤を家に持ち帰り、毎日ホワイトニングを行いますが、ホームホワイトニングを行った後は、1時間程度タバコを吸わないようにしましょう。
ホワイトニングの直後は、歯に汚れが付着しやすい状態になっています。
せっかく薬剤で歯を白くしても、ホワイトニング直後にタバコで汚してしまうのであれば意味がありません。
また、タバコは歯ぐきが黒ずむ原因にもなります。
せっかく歯を白くきれいにするなら、歯ぐきも健康的な色をキープできるようにしましょう。
まとめ
タバコと各種歯科治療は相性がよくありません。
歯だけではなく、身体のためにタバコをやめたい方は、「禁煙外来」の受診もおすすめです。
どうしてもタバコがやめられない場合は、より丁寧に歯ブラシをして、むし歯や歯周病を防ぎましょう。
品川区で日曜も診療している歯科医院「Bcデンタルオフィス」では、タバコのヤニまできれいに落とすクリーニングを行っています。
ご一緒にむし歯・歯周病予防に取り組んでいきましょう。