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2022年12月19日
皆さんこんにちは。
大井町駅から徒歩8分、西大井駅から徒歩11分。光学通り沿いの歯医者「Bcデンタルオフィス」です。
タバコが身体に悪いことは常識になっていますが、タバコは歯にも悪いことをご存知でしょうか?
「タバコを吸うとヤニで歯が黄色くなるから?」と思うかもしれませんが、見た目の問題だけではありません。
控えめに言って、タバコは歯の健康の天敵です!
喫煙者の方は耳が痛いかもしれないですが、将来の自分のために、ぜひタバコの危険性を知っていただきたいと思います。
喫煙者はむし歯になりやすい
タバコを吸っている方は、そうでない方に比べてむし歯になりやすくなります。
その理由は、煙に含まれるタール(ヤニ)によって歯の表面がザラザラになって、お口の細菌が付着しやすくなるから。
さらにタバコは唾液の分泌量を選らすため、唾液による自浄作用や再石灰化作用も弱まり、むし歯が進行しやすい口腔内環境になります。
喫煙者は歯周病が治りにくい
タバコが歯に与えるもっとも深刻な影響が歯周病です。
歯周病も細菌による感染症なので、むし歯と同じ理由で細菌が歯に付着して歯周病の発症リスクを高めます。
さらに厄介なことに、タバコは血流を悪くするため歯ぐきの抵抗力が弱まり、「歯周病にかかりやすく、治療をしても治りにくい」という悪循環に陥りやすいのです。
喫煙者はインプラントに向かない
タバコを吸う方はむし歯や歯周病リスクが高いため、当然ながら歯を失う方も少なくありません。
歯を失った場合、天然の歯と同じような噛み心地や見た目が得られるインプラントを希望される方は多いです。
しかし、タバコを吸っている方にインプラントはあまりおすすめできません。
インプラント治療は、人工歯根と顎の骨をしっかり結合させる必要があります。この結合を促すのが血流です。
すでに説明したように喫煙者は歯ぐきの血流が悪いため、うまく結合せずにトラブルを起こしやすいのです。
さらにインプラントを入れたあとも、歯周病と同じしくみで発症するインプラント周囲炎にかかりやすく、インプラントが抜けてしまうケースもあります。
まとめ
歯の健康を守るために。そして肺がんや胃がんなどの重篤な病気を防ぐためにも、今からでも禁煙を始めてみませんか?
タバコは依存症なので、ご自分の意志の弱さを責めたりせずに、「禁煙外来」を受診してみるのもよいでしょう。
品川区で日曜も診療している歯科医院「Bcデンタルオフィス」では、タバコのヤニまできれいに落とすクリーニングを行っています。
ご一緒にむし歯・歯周病予防に取り組んでいきましょう。
2020年6月26日
皆さんこんにちは。
Bcデンタルオフィスです。
私たち日本人は、高齢になるほど多くの歯を失う傾向にあります。
予防の先進国である欧米諸国では、「80歳のときに20本以上の歯」を有している人がほとんどですが、日本人は半数程度にとどまっています。
これは歯を失う原因第一位である歯周病をきちんと治療、あるいは予防出来ていないからです。
でもそもそも「なぜ歯周病で歯を失うことになるのか」、不思議に思われる方もいらっしゃいますよね。
歯ぐきの病気でなぜ歯を失う?
歯を失う原因について素直に考えると、まず「むし歯」が思い浮かぶ人が大半ですよね。
むし歯は、むし歯菌によって歯質が溶かされ、やがては歯の神経まで殺されてしまいます。
けれども、むし歯というのは、歯根まで崩壊するまでにいろいろな手立てを打てる病気ともいえます。
歯冠がボロボロになっても、「根管治療」さえ成功すれば、歯を保存できますよね。
一方、歯周病となると話は少し変わってきます。
歯を支える組織が壊れる病気
歯周病は、歯を支える歯ぐきや歯根膜、歯槽骨などが壊れされる病気です。
「歯がグラグラする」という症状があると、その病態もイメージしやすくなることかと思います。
どんなに歯が健康であっても、その「土台となる顎の骨」が壊れてしまってはどうしようもありませんよね。
気付いた時には重症化している
歯周病も重症化する前に、治療することは可能です。
けれども、むし歯のように強い痛みなどが生じにくいため、「自覚した頃には重症化」していることも珍しくないのです。
そういった「沈黙の病気」という側面も歯を失う原因の第一位となる理由のひとつといえます。
まとめ
このように、歯周病はむし歯以上に歯を失うリスクを高める病気です。
それだけに早期発見・早期治療が重要といえます。
当院の定期検診を受けていただければ、まだ発生して間もない歯周病でもしっかり見つけ出すことができます。
歯周病の予防処置も実施しておりますので、いつまでも健康な歯や歯茎を維持したいという方は、お気軽に当院までご連絡ください。
2020年6月19日
皆さんこんにちは。
Bcデンタルオフィスです。
歯周病は、歯ぐきをはじめとした「歯周組織」に異常が現れる病気です。
そのため、「歯ぐきから血が出る」、「膿が出る」といった症状が認められたら、まず歯周病が疑われます。
今回はそんな歯周病が疑われる症状をわかりやすく解説します。
歯ぐきから血が出る
とくに大きな外傷を負ったわけでもないのに、歯ぐきから血が出る場合は、歯周病の可能性が高いです。
歯周病では、「歯ぐきに細菌が感染」し、炎症反応を引き起こすからです。
歯ぐきはもともと外からの刺激を受けやすい組織ですが、「炎症によって腫れる」ことで、より出血しやすくなります。
ですから、歯ブラシによるブラッシング程度の刺激でも容易に血が出てきます。
歯ぐきから膿が出るのはなぜ?
「膿(うみ)」というのは、白血球などの免疫細胞が病原体と戦う中で生じるものです。
それが歯ぐきに現れるということは、今現在、そこで細菌感染が起こっている証拠でもあるのです。
しかも、軽度ではなく、「かなり進行した歯周病」であるケースがほとんどであり、早急な治療が必要といえます。
細菌の数を減らすことが大切
歯ぐきから血液や膿が出ているのであれば、歯周病菌の活動が活発化していることを意味しますので、まずはその数を減らすことが大切です。
歯周病治療の基本である「クリーニング」や「スケーリング・ルートプレーニング」、「ブラッシング指導」などを受けて、口腔環境を改善していきましょう。
むし歯治療のように「歯を削れば治る」、というものではないので、地道に頑張っていく他ありません。
当院までお越しいただければ、そのお手伝いができることかと思います。
まとめ
このように、歯ぐきから血が出る、膿が出るといった症状が認められたら、かなりの確率で歯周病と診断できます。
それ以上、歯周病の症状が重症化する前に、適切な治療を受けましょう。
歯周病の治療は、感染源を取り除くことが何より重要となります。
2020年5月29日
皆さんこんにちは。
Bcデンタルオフィスです。
現代社会は、「ニオイにかなり敏感」になってきています。
とくに口臭に関しては、他人のものはもちろんのこと、自分のものも気になってしまうものですよね。
そんな口臭の原因は、「歯周病」であるケースが多いことをご存知でしょうか?
口臭の原因の大半はお口由来
当然といえば当然ですが、「口臭の主な原因はお口」にあります。
ニンニクなど臭いのきついものを食べたあとは、口臭が強くなりますよね。
また、歯磨きをきちんと行っておらず、お口の中が不潔になっている場合も口臭が目立つようになります。
これはお口の中で「細菌が繁殖」しているからです。
とりわけ歯周病に関しては、口臭の発生が顕著となります。
歯周病菌は特別なガスを産生する
歯周病で口臭が強くなるメカニズムは至ってシンプルです。
P.g菌に代表される歯周病菌がお口の中のタンパク質をエサとして摂り込み、分解し、「特別なガス」を作り出すからです。
専門的には「メチルメルカプタン」と呼ばれる揮発性のガスで、「腐った玉ねぎ」のような臭いと表現されることが多いです。
想像しただけでも臭そうですよね。
ちなみにこのガスは、舌の表面に堆積した「舌苔(ぜったい)」からも産生されます。
お口の中を清潔にすれば口臭も改善される
歯周病由来の口臭は、「歯周病治療によって改善」されます。
つまり、歯垢や歯石といった細菌繁殖の温床となる汚れを取り除くことで、メチルメルカプタンも産生されにくくなるのです。
舌苔が目立つような場合は、日々のオーラルケアに舌のお掃除も加えるようにしましょう。
その際、普段使っている歯ブラシで磨くのではなく、「舌ブラシ」という専用の器具を用いて舌苔を除去するようにしましょう。
まとめ
このように、口臭の主な原因は歯周病や舌苔などであるため、口臭を改善したい、という方はお口の中を清潔に保つように心がけましょう。
歯周病にかかっている人は、できるだけ早期に歯周病治療を開始することをおすすめします。