永久歯が生えてこない、先天性欠損歯の治療法
皆さんこんにちは。
大井町駅から徒歩8分、西大井駅から徒歩11分。光学通り沿いの歯医者「Bcデンタルオフィス」です。
「乳歯のままで、永久歯が生えてこない」
このようなお子さんは、「先天性欠損歯」の可能性があります。
先天性欠損歯とは、本来生えるべき永久歯が1本~複数本足りない状態のことで、約10人に1人の方に見られます。
まずは歯科医院でレントゲンを撮影して診断してもらいましょう。
今回は「先天性欠損歯」と診断された場合、どんな治療法があるのかを解説します!
乳歯をなるべく長持ちさせる
「先天性欠損歯」の場合、乳歯をなるべく長持ちさせることが大切です。
かかりつけの歯科医院を持ち、一般の方以上にむし歯や歯周病予防に努める必要があります。
とはいえ、乳歯は永久歯のように何十年も噛めるようにはできていないため、長くて40代頃までしか使えません。
乳歯が抜けてしまったら、通常の欠損歯と同じように「補う」治療に入ります。
欠損部分を「義歯」で補う
乳歯が抜けたまま放置すると、隣の歯がすき間に向かって倒れてくる、噛みあうはずの歯が伸びてくるなど、歯並びやかみ合わせが悪くなってしまいます。
そのため、次のような人工の歯(義歯)で補うことをおすすめします。
【部分入れ歯】
部分入れ歯は、周囲の歯に「クラスプ」と呼ばれる金具をかけて人工の歯を支えます。
金具が目立ってしまう、周囲の歯に負担がかかるといったデメリットがありますが、自由診療の入れ歯であれば、金具のない入れ歯を作ることも可能です。
【ブリッジ】
ブリッジは、両隣の歯を支えにして連結した被せ物を「橋」のように架ける治療法です。
入れ歯のように取り外してお手入れする必要がなく、ずれることもありません。ただし、健康な両隣の歯を大きく削るデメリットがあります。
【インプラント】
インプラントは、乳歯が抜けた部分の顎の骨に人工歯根を埋め込んで、そこに人工の歯を装着する治療法です。
周りの歯に負担をかけることがなく、しっかりメンテナンスをすれば長く快適に使うことができます。
ただし、顎の骨の成長が完了していない方(基本的には18歳未満の方)には適用できません。
矯正治療
矯正治療は人工の歯ですき間を埋めるのではなく、今ある歯を動かしてすき間を閉じる治療法です。
先天性欠損歯を解決すると同時に、歯並びやかみ合わせを整えることができます。
矯正治療を選ぶ場合は、骨が柔らかい10代のうちに治療を始めるのがおすすめです。
そのため、その他の永久歯が生え揃ったら乳歯を抜いて治療を開始できるように、かかりつけの歯科医師と早いうちからタイミングを相談しておきましょう。
まとめ
それぞれの治療法には一長一短があります。
長い人生を考えると、周りの歯に負担をかけないインプラントや矯正治療がおすすめですが、治療にかかる時間や費用の負担もよく考える必要があります。
欠損している歯が6本以上の場合は保険が適用されるなど、お一人お一人によって状況が異なりますので、まずは信頼できる歯科医院で相談してみましょう。
品川区で日曜も診療している歯科医院「Bcデンタルオフィス」では、先天性欠損歯のすべての治療法に対応しています。
ご相談しながら患者さんが納得できる治療計画を立てますので、お気軽にご相談ください。